使い方
- 税の種類を選ぶ — 「相続税」か「贈与税(暦年課税)」を選びます。
- 相続税:遺産・配偶者・子の人数 — 課税価格(遺産総額)と、配偶者の有無・子どもの人数を入力します。
- 贈与税:贈与額と種類 — 1年間の贈与額と、特例税率(直系尊属から18歳以上へ)か一般税率かを選びます。
相続税の基礎控除
相続税には大きな基礎控除があり、遺産がこの額以下なら相続税はかかりません。基礎控除は「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」です。
たとえば配偶者と子2人(法定相続人3人)なら基礎控除は4,800万円。遺産がこれを下回れば非課税です。多くの家庭はこの基礎控除内に収まり、相続税は発生しません。
相続税の計算の流れ
① 遺産総額から基礎控除を引いて「課税遺産総額」を出す → ② これを法定相続分で各相続人に按分し、それぞれに累進税率(10〜55%)をかけて合計し、「相続税の総額」を求めます。
本ツールが表示するのは、この②「相続税の総額」です。下の表も総額の目安です。
配偶者の税額軽減(重要)
本ツールの「相続税の総額」は、配偶者の税額軽減や各人への配分を行う前の金額です。実際には、配偶者が取得した財産には「配偶者の税額軽減」があり、法定相続分または1億6,000万円までは配偶者に相続税がかかりません。
そのため、配偶者がいる場合の実際の納税額は、表の総額よりかなり少なくなることがほとんどです。下表は「家全体の総額の目安」であり、各人の実際の負担額ではない点にご注意ください。正確な額は税理士にご相談ください。
贈与税(暦年課税)
1年間(1月1日〜12月31日)に受け取った贈与の合計から、基礎控除110万円を引いた額に課税されます。年110万円までの贈与なら贈与税はかかりません。
税率には「特例税率」(祖父母・親などの直系尊属から18歳以上の子・孫への贈与)と「一般税率」(それ以外)があり、特例税率のほうが低めです。たとえば500万円の贈与なら、特例税率で約48.5万円、一般税率で約53万円です。
計算の考え方
相続税の基礎控除 = 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
相続税:課税遺産総額(遺産総額 − 基礎控除)を法定相続分で按分し、各取得分に税率(10〜55%)を適用して合計します。
贈与税(暦年課税):(贈与額 − 110万円)に、特例税率または一般税率(10〜55%)を適用します。
| 遺産総額 | 課税遺産総額 | 相続税の総額 |
|---|---|---|
| 4,000万円 | 0円 | 0円(非課税) |
| 5,000万円 | 200万円 | 20万円 |
| 8,000万円 | 3,200万円 | 350万円 |
| 1億円 | 5,200万円 | 630万円 |
| 1.5億円 | 1億200万円 | 1,495万円 |
| 2億円 | 1億5,200万円 | 2,700万円 |
参考(出典)
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